腸チフス集団食中毒が、千代田区のカレー店で
発生し、店の客6人が重症となっている。

カレー店の従業員からも検出!?
衛生状態が悪かったとの指摘もあるが・・・

感染者が重症となっているが
腸チフスにならない対策とは?

感染してしまった場合の治療法は
あるのか?

腸チフスについて、調べてみました。

 

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腸チフスとは?特徴は?予防法を調べました!

 

腸チフス03
 

 

サルモネラによって起こる感染症の一種で

チフス菌とパラチフスA菌によるものを

それぞれ腸チフスという。

 

今回、千代田区のカレー店

「DIPMAHAL(ディップマハル)」にて

カレー弁当を食した客6人が

感染して、重症となっている。

 

腸チフスの感染源は、チフス菌で汚染された生水

生野菜(火を通していないものなど)や

牛乳などの乳製品。

これらの食物などを摂取することで感染する。

腸チフス04
腸チフス05
 

その他、牛肉や豚肉などの肉類

卵もそう。

 

ここで言えることは、生物は比較的

危険だということだ。

肉類なんかも、きちんと火を通して

食べるようにしたい。

 

では、火が通っていれば、必ず平気かというと

そうでもない。

なぜなら、チフス菌は、人から人へ感染する

病原菌だからだ。

 

今回のカレー店でも、カレーライスに

火を通していなとは考えにくいだろう。

 

事実、店員の一名からも感染者が出たようだが

これは、何かと言うと、手を洗わないで

調理した可能性が高いということだ。

 

だから、自宅での予防法は、まずは

一にも二にも、清潔でいること。

外出して帰宅したら、手洗い励行ということで

予防できる確率が高くなるということ。

 

チフス菌は、感染している可能性がある人体から出た

尿や便からも感染する。

腸チフス06
 

昔から言われていることは、大抵のことが根拠が有り

大切であることが多い。

 

家から帰ったら、必ず

うがいと手洗いをして、感染する可能性を

極限まで低くすることが、最大の予防法だろう。

 

腸チフスに感染したかどうかの確認方法は?症状は!?

 

予防法は、あくまでも予防法であり

完全に感染しないという保証はない。

 

今回のように、外食した際に感染するのは

防ぎようがない場合もある。

 

万が一、感染した疑いがある場合は

どのような症状が出るのだろうか?

 

腹痛や発熱、関節痛、頭痛など、体調の不調が見え始める。

このくらいの症状では、風邪と勘違いしそうであるが

その後、食欲不振、咽頭炎、空咳、鼻血など

別の症状が見られるようになる。

 

更に、初期症状より3~4日経つと症状が重くなる。

具体的には、40度前後の発熱。

下痢(水様便)、血便または便秘を起こすこともある。

 

バラ疹と呼ばれる、腹部や胸部にピンク色の

斑点が現れる症状を示す。

腸チフス02
 

 

画像では見えにくいが、男性の肩あたりから

胸板に、赤いような発疹が出ている。

 

経験者ならわかるが、水ぼうそうの発疹に

似ているかもしれない。

腸チフス07
 

腸チフスの発熱は、高熱が1週間から2週間も持続する場合もあり

体力の消耗で、無気力表情(チフス顔貌)となる。

※ 稽留熱(けいりゅうねつ)と呼ばれる

 

これより、重症化することもあり、、熱性譫妄などの意識障碍や

難聴を起こすこともある。

その状態から2週間ほど経つと、腸内出血から始まって

腸穿孔を起こし、肺炎、胆嚢炎、肝機能障碍を伴うこともある。

 

腸チフスの治療法は?ワクチンはあるの!?

 

上記のような症状が散見され、万が一

腸チフスに感染した場合は、どのように治療したら

よいのだろうか?

 

まず、腸チフスに感染しているのか確定させるために

診断を行う。

診断方法は、血液、便、尿などを培養して

チフス菌を検出・証明されれば、感染していることになる。

 

疑わしければ、まず、病院に行って診断を受ける。

これが、先決だ。

 

治療法は、ニューキノロン系(特に、塩酸シプロフロキサシン)抗生剤が

現在のところ、最も効果的である。

治療を開始で、翌日~翌々日には熱が下がると言われている。

ただ、再発・合併症を防止する為に

5日間~14日間連続して服用する必要があります。

腸チフス08
※ 画像は、イメージ

 

最終的な判断は、便の培養検査で陰性である事を

確認してから、薬の摂取を中止します。

 

ただし、全身の状態によっては、点滴による

抗生剤投与が必要な場合がある。

 

腸チフスには、ワクチンも存在する。

事前に、予防接種を受けることができる。

 

取り扱いのある病院で、予防接種を受けられれば

さらに安心であることは、間違いないようである。